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飛騨高山にある「森林たくみ塾」にて木工を学ぶ。1999年より宮崎にて木工制作に取り組んでいる。

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 › 井上家具制作室 mocomoco › 作品 › オーダー家具に込めるもの

2009年12月11日

オーダー家具に込めるもの

特注家具をつくる時、それを使う場面を
想像します。

どんな場所で、どういう使い方をするのか
楽しんでいる様子を想像するのです。

今回、板をひっくり返し、そり止めの加工をします。
広い板は、そのままだと反ったり、ねじれたりして、
使いづらくなります。

簡単に考えると、下から板をあてがって、接着すればよいと思いがち
ですが、無垢の木は、天候に合わせて、調湿してくれますが、それゆえに、
板が伸びたり縮んだりします。

幅方向に最終的にに1%位縮むので、幅1メートルの板であれば、1センチ変わってきます。
それで、無理に固定すると、割れたり、反ったりします。

昔の人は良く考えたもので、吸付き蟻桟の加工をします。

これは既製品では、見られません。
手間がかかる上、最終的に、経験上の感覚でつくらなければならないからです。
オーダー家具に込めるもの

オーダー家具に込めるもの
互いに両側から、角度をつけて、溝をついて(掘って)いきます。

その角度が蟻の触覚ににているので、そう呼びます。
英語でダブテイル(鳩の尾)と言います。

同じように、桟もその角度で加工してゆきます。
オーダー家具に込めるもの
そしてその桟を板にを組入れます。
オーダー家具に込めるもの
それはもう・・・汗が出るくらい、押し込んでいき
オーダー家具に込めるもの
最後にふたをして、完了です。このあと2つの桟をつなぐと、
ねじれに強くなります。
何度やっても、緊張します。




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