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飛騨高山にある「森林たくみ塾」にて木工を学ぶ。1999年より宮崎にて木工制作に取り組んでいる。

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Posted by みやchan運営事務局 at

2022年02月02日

失敗は経験

早くも二月です。
一月は、公募展もあったので、なにかとバタバタしておりました。
作品作りも一段落したので、気が抜けております。

次の仕事にとりかかなければと思いながら、
書類の整理があったり、途中で本を読み始めたりと
進みません。

自分を追い詰めないと進めない性格なのでしょう。
仕事以外に
できるだけ、暇な時間をつくらないように、しています。

とはいっても・・・ですが

何事にもすんなりとはいきません。

気合を入れていた作品作りも
失敗ばかりです。

デザインと強度のバランス

頭の中と現実のバランス




まあ、失敗は、体験なので良いことです。  


Posted by mocomoco at 01:53Comments(0)工房

2022年01月12日

表札

表札をつくりました。
この表札、
名取になったらいただけます。

いわゆる芸名です。

近くの村上三絃道さんに納めます。
字は上手く書けませんので、板の依頼です。

実は三味線を習っていて、
とは言っても、昨年しばらくの間休んでおりましたが・・・

その間、少し練習すればいいものを弦が切れて、もうお蔵入り。
でもやりたくなったら始めればいいかな
という感じで
ようやく最近
ぼちぼち始めました。




そんなんだから名取は夢物語ですが・・・
宴会の余興ぐらいで弾きたいなあ!!


  


Posted by mocomoco at 01:05Comments(0)工房

2022年01月07日

働き方

よく 働き方改革とかいわれますが、
自分にとっての今年の働き方はどうでしょう。

ここ2年ほど、仕事以外での興味があることが増え、
趣味、勉強の時間の割合が多くなっていますが、

働き方といっても個人でやってる以上
作る内容に応じて変わってきます。

特に意識していませんが、その内容もその年によって、
なぜかしら偏ることも多いものです。

一昨年は、特注の額をいくつか作ったし、
昨年は、箱物系が多かったように思えます。

今年は、何となくきざしがありますが、
小物系が多そうです。

自分から変えていくというよりは、
自然と求められる方向でやっていく
というのが、自分流です。

同じようなことが続いたら、そっちの方向かな~
とか、
そんな決め方です。

焦らずにボチボチいきます。



  


Posted by mocomoco at 23:56Comments(0)工房

2021年12月27日

キャッチコピー

宮日総合美術展が近づいてきました。

構想はあるものの、なかなか手につきませんでしたが、
何とか制作し始めました。

芸術というものは、作り手と受け取り手の気持ちは、
同じではありません。

自分のその時の状況によって、とらえ方が違ってきます。

受け取り方も千差万別。

公募展では、
ある想いがあって作っても、その説明をすることはできません。

できるのは、作品とその題名だけ。

いわば、広告のキャッチコピーみたいなものです。



さてさて、どうやって、人々の琴線に触れることができるのか
楽しみながら、苦しみながら作っていこうと思っています。
  


Posted by mocomoco at 13:44Comments(0)工房

2021年12月25日

年の瀬に感じたこと

人間ってというか、
自分はなんと怠慢な生き物だろうと思います。

今年になって更新するのが3回目、
久しぶりに入力すると字が小さく感じてしまって、いけません。

時代に合わせようと思う感情と自然に生きようと思う気持が
交差していますが、

そもそも、そのどちらかという二社選択的な発想もよくありません。

身近なことで言えば、作る側の気持ちと売る側の気持ち。

良いモノを作っても 知ってもらわなければいけないよね。

確かにそうです。

一定のレベルの商品が必要ですが、ただ、そのレベルはどこなのか。
作ったモノ、いや作る人の心のレベル?

日々の慌ただしさに流されていく自分でした。

年の瀬、もう少し、自分を見つめ直し生きようとふと感じました。







  


Posted by mocomoco at 13:49Comments(0)工房

2020年08月27日

セブンチェア

先日、椅子の脚を切る依頼があったことは、書きましたが、
たまに、名作チェアの修理も頼まれることがあります。

デンマークのデザイナーといえば、Yチェアのウェグナーが真っ先に
思い浮かびますが、積層合板で、3次元的な曲線を作り上げたヤコブセンもまたその一人です。

以前、そのヤコブセンの代表作、セブンチェアの修理をしたので、そのことを書いてみたいと思ってます。





構造は大まかに、本体、金属製の脚、丸いプラスチック製のジョイント部分です。

修理はおおよそ、このジョイント部分の接着がとれているということです。

この部分、ネジクギが一本だけ浅く止めてあるだけなので、ほぼ、接着剤でもっているような感じです。
ですので、劣化によって接着がとれたという具合です。

ですが、同時に、プラスチック部分にも亀裂が入っていたので、これも作り直しました。






今は、リプロダクト製品、ジェネリック製品といわれている安価な製品も出回いますが、やっぱりオリジナルは、いいです!!
  


Posted by mocomoco at 22:35Comments(0)工房

2020年08月21日

椅子の脚を切る

コロナ禍でユーチューブに仕事を移行している人も多いと思います。

その道のプロが教えるHow to ~とかも結構あります。

ならって・・・動画にしたらわかりやすいんですけど・・・
椅子の座面を2センチ低くしてほしいと依頼を受けたので、やってみたいと思います。
多少、工具を使います。

既成の椅子・・・特にカタカタなってません。(前後左右カタカタなってたら、別のほうほうがあります)

まず、下から切りたい寸法に墨を付けるのですが、
いい方法があります。






下が安定する板に、下から2センチ 直径7ミリくらいの穴をあけて、鉛筆を差し込みます。
それで脚を一回りすれば、簡単に墨付けできます。
それに沿って、ノコで切れば、完了です。




いやいや、それもノコが曲がってうまくいけない

ということでしたら、2センチ(正確にはノコの厚みを足した長さ)の板を2枚準備して、
その間に、脚を入れ、ノコをそわせて切っていくという方法がきれいに切れ、墨付けもいりません。
クランプで止めた方がやりやすいです。



ただ、注意することは、3本、ぎりぎりまで切って、切り離さないことです。
切り離したら安定せず、切りにくくなるからです。

最後に全部を切り離します。

知っていれば、簡単でしょという話です。
  


Posted by mocomoco at 23:30Comments(0)工房

2018年03月01日

折れたバットは・・・

♬折れたタバコの吸い殻で、
あなたの嘘がわかるのよ~♬

むかし、こういう歌がはやりましたが・・・・

♬折れたバットの形状で、選手の癖がわかるのよ~♬

なんて替え歌にしたところで、
そんなことわかるはずはありません。

プロ野球の宮崎キャンプも終わり、折れたバットがたくさんあります。

以前は、国産のアオダモなんかもよく使ってあったようですが、
今は、ほとんど外材のメープルです。
そう、メープルシロップの樹・・・カエデです。



このバット、たまに、選手の名前が書いてあるのもあります。
まあ、それでなくても、英字と番号が刻印されてますので、どこの球団の誰のものかわかりますが・・・
野球あまり見ないので・・・

さて、カープのキャンプ地、日南では折れたバットで、箸つくりのワークショップやってましたが

ここでは、何に、生まれ変わるのでしょうか?
  


Posted by mocomoco at 00:33Comments(0)工房

2018年01月31日

修理完了

家具の修理は、時々頼まれますが、
当時の金具、材料がないことが多いのです。




先日頼まれた椅子の修理ですが、バネはまだ健在、
ベルトなどは、一回り大きく丈夫なものに取り換えました。

一部修理になると、手順が反対になる部分があって
どう取り付けるかそのへん苦戦しますけど、



なんとか、ベルト張って、座布団カバーの布を利用して、
修理完了です。

椅子自体は、そう古くはないようです。
19世紀中期くらいの様式でしょうか。

大きいバネが入っているだけあって、座り心地は良いですね。

こういうものを参考にしながら、新しいものを考えていきたいですね。

また、こうやって、修理して、永く使えるようにするのもわれわれの役目です。

  
タグ :椅子の修理


Posted by mocomoco at 23:50Comments(0)工房

2018年01月20日

優先順位

たまには、木工のこと。

木工品などを作る場合、デザインはもちろん強度や機能性など考えますが、
場合によっては、
どれを優先にもってこようかと思うことがあります。

オーダーであれば、機能性が優先の場合が多くなりますが、いわゆる既製品の場合、
さて、どう考えるかです。


先日、近くの村上三絃道さんから三味線ケースの修理を依頼されました。

修理すると、いろいろなことがわかってきます。
これには、蓋もついてます。

材料は、湿気がこもらないように、
桐をつかってあり、
デザインは、どこか三味線を思わせるシルエット、
そして、ばらして、かさばらないようにしてあります。


しかし、強度的には、少し?が残ります。

当たり前ですが、修理ということなので、
そこに一番目がいってしまいます。

自分ならどう作るか。
同じ予算であれば、どれを優先させるか、

いい勉強です。



  


Posted by mocomoco at 00:09Comments(0)工房

2016年10月16日

安らぐ場所

雨の文化祭も無事終了しました。

そういや、今日は、水平線の花火と・・・・が行われていて、音楽がしきりに聞こえてきます。
口蹄疫復興イベントも今回でファイナルです。
とは、いっても、特に見に行くこともありません。


昨日の準備から忙しく、また、スタッフの中には夜勤とかしている人もいて、みんな疲れ果ててしまいました。
帰宅したら、嫁、子どもたちは鮨を食べに行きましたが、そんな元気もなく・・・、

とにかく寝たい!!

今晩は、子供たちが帰ってくる前に・・・・、

早速、シャワー浴びて、工房の片隅で、寝袋にくるまって眠るのが、
誰にも邪魔されず・・・一番の安らぎになるようです。




  


Posted by mocomoco at 18:06Comments(0)工房

2015年01月18日

穴の開いた皿

まだ、春は、先ですけれど、毎年、春先に腰を痛めることが多いのですが、
いま、ちょっとだけ、違和感があります。
このところ、遅くまで、いろいろやっていたので、疲れが、きたのでしょう。

以前から頼まれていたものを作っていました。
お皿の中心に、穴が開いています。


材料は、センダン。
木目が、きれいです。右側は、クリア塗装したものです。

さて、どこに取り付けるものでしょうか?
  


Posted by mocomoco at 21:04Comments(0)工房

2014年09月10日

愛着のあるもの

家具の制作を、していると、たまに修理の依頼がきます。
今回は、テーブルの塗装です。




長く使い込んでありました。ところどころ、塗料がはげて、べたつく箇所もありました。
新しく買い替えるかどうか、予算やそのテーブルに対する思いなどもあり、迷われていましたが、塗り直すことになりました。

表面の塗料を剥がし、磨きなおして、色は、テーブル裏面を参考にし、つや消しで仕上げました。



これは、椅子もセットになっていて、調和がとれていますけど、もし、テーブルを買い換える
場合、同じようなデザインや色のものを見つけることは難しいだろうなあと感じました。

集成材ではありますが、北欧っぽいデザインでもありました。
こうやって長く使っていただけたら、製作者もうれしいに違いありません。
  


Posted by mocomoco at 22:39Comments(0)工房

2014年04月18日

木目つながり

今日は、初夏の陽ざしで、一日中、Tシャツで過ごせましたが・・・・

あのクジラは、どうなったのでしょう?
処理する人、研究や調査する人、大変だと思います。

将来、生き物を相手に仕事するかもしれない娘にとっては、良い体験だったと思います。


さてさて、以前作った、センダンのテーブルの完成紹介がまだでした。

組み立て終わって、塗装したものです。




三台のテーブルの木目がつながっています。



現物は、小松台の「福ろう」さんでどうぞ!!  


Posted by mocomoco at 21:48Comments(0)工房

2014年04月02日

センダンのテーブルの続き

以前作っていた、センダンのテーブルの紹介が中途半端になっていましたので、続きを書きます。

アリ加工を終えて、板脚の入るほぞ穴加工をしたら、天板に組み込みます。
先に天板にアリ残を通しておけば、天板が反ることを防ぎます。

それから脚の加工に入ります。



脚が出来上がって、先のあり残へ組み立てを行います。



アリ残は、互いにそれぞれの木端から通してあります。そして、真ん中に貫があるので、貫を通した脚をアリ桟

へ組み入れる、こととなります。

一人での作業は、けっこう、きますね。







  


Posted by mocomoco at 23:52Comments(0)工房

2014年02月24日

機械もお疲れ

先日は、宮崎でも寒い日が続いて、どうも身体が動きませんでしたが、機械もまた調子が良くなく、
集塵機のモーター部分を取り替えました。

うちの工房は、ほとんど中古の機械です。中には、昭和30年代のもあります。
なかなか、壊れることもありませんが、壊れてしまうと、仕事が中断せざる終えません。





集塵機といえ、ないと作業性が悪くなってしまうので、早急にどうするか、決めなければ、いけません。
モーターを修理するか新品、もしくは中古を購入するか、

モーターは、かなり痛んでなければ、巻き替え等、修理できますが、そこそこ時間がかかります。
しかも、値段は、新品とそう変わりません。


では、新品を買えば・・・と考えるのですが・・
なんせ、昔の機械、同じ性能でも、新品は取り付けの位置が違っていたり、機械に合わせた仕様になっていたりと、
頭を悩ませましたが・・・


結局、似たような規格の400ボルトのモーターを200ボルトに使えるようにしてもらって、2日後に再開することができました。

一安心で、少しモーターの勉強もできました。


  


Posted by mocomoco at 23:27Comments(0)工房

2014年02月02日

アリ加工

あたりまえですが・・・。
アリ加工といっても蟻を調理して食べるわけではありません。

その加工した形が蟻の触角に似ているということです。別名ダブテイル(鳩の尾)とかフォックステイル。

この加工、行程の中でいちばん、気を使うところです。




天板にアリ溝を掘って、それにあわせて、アリ桟を作ります。
この桟に使う木は、最初に木取りしておかなくてはいけません。
表面削って、空気にふれさせて、狂い少なくするためです。

人それぞれ、この加工方法は違いますが

双方、同じ勾配をつけて、少々きつめに加工し、最後にピタッとくるわけです。




勾配は、うちでは、300分の1から350分の1程度でしょうか。
同じ治具を使って、同じように加工しても、一つひとつ違います。
それぞれの、溝にあわせて、調整します。





  


Posted by mocomoco at 22:53Comments(0)工房

2014年01月29日

テーブル天板

日曜日の宮崎市長選挙の投票率は31パーセント。

確かに、誰の目にも大方予想はついていたのもありますが、それは、別問題です。
都知事選もそうですが、候補者が出ることによって、公約や争点がはっきりします。

良し悪しは、別にして、自分に問いかけるということが必要かなあと思っています。

さて、テーブルの方は、順調に進んでいます。実際は、もう少しで完成ですが、順を追って紹介します。


天板は、3枚はぎにして、ずれを鉋で仕上げます。できるだけ木目をつなげています。




ここまで、全体の四分の1程度でしょうか。

これから、反り止めのアリ加工に入ります。

また、今回は、板脚にするので、少し時間がかかります。
  


Posted by mocomoco at 07:06Comments(0)工房

2014年01月24日

センダンのテーブル

俗に言う、「栴檀は、双葉より芳し」のセンダンではありませんが、宮崎ではよく、目にする樹木です。久しぶりのテーブル製作です。

今回は、小松台に建つ、おしゃれなカフェ用に、4人がけ2台、2人がけ1台製作です。

せっかくなので、つごう3メートルの木目のつながったテーブルにします。




3枚はぎで、両耳を残します。
センダンは、成長が早く、木目は緻密ではありませんが、ケヤキに似た、杢がきれいな樹木です。

出来上がり天板の表情は、木にお任せします。  


Posted by mocomoco at 07:25Comments(0)工房

2013年11月04日

椅子デザイン中

このごろは、時間が経つのが、やけに早いのです。

この時期、PTA関係で外出することもよくあるのですが、意外と時間かかるのが、ネットで材料や金具を探したりすることです。
今、椅子を作っていますが、それに使うキャスターや回転盤をどれにしようかと・・・なかなかです。

色、サイズ、耐荷重、値段、そして、どこから取り寄せるか、送料は?手数料は?とたくさんありすぎて、できるだけいいものを安くと考えてしまうと・・・それだけで、一仕事です。

情報がありすぎて・・・・・・。便利なことではあるのですが・・・・。

デザイン上、はじめにこれを決めないと、先に進めません。

図面で書いたり、書き直したりと、少しづつ形ができてきます。



お客様の希望と、自分の想いそして、技術、耐久性など、・・・あとは作りながら考えていきます。
特に脚ものでは、はじめに引いた図面とでは、異なることが良くあります。

すわり心地やバランス・・・・。

サイズが一緒でも、材種が違うだけで、ちょっと違うなあと思うことがあるのです。

さてさて、まだまだ、時間がかかりそうです。
  


Posted by mocomoco at 22:30Comments(0)工房